御堂筋線の痴漢事件

御堂筋線の痴漢事件

本事件は痴漢被害に遭っている女性を助けた別の女性に対して性暴力を振るうという悲惨かつ残酷な事件です。

女性専用車両の設置にも繋がったと言われている大きな事件となります。

事件の概要

1988年11月4日21時頃に大阪市内を走行中の大阪市営地下鉄(現:Osaka Metro)御堂筋線の電車内で、2人組の男C、Dが女性Bに痴漢行為をしていました。

犯行を目撃した女性A(当時20歳)がBのジッパーを上げてBを逃がし、Aも過去にC、Dから痴漢被害に遭っていたことから、「前にもやったでしょう」と咎めると、

C、Dは「この前(Aが痴漢被害に遭っていた時に)一緒にいた女に会わせろ」と女性Aの首などをつかみました。

Aは警察の事情聴取に対し「(電車内)周りの人は怖がってジロジロ見るだけで、声を出しても誰も来てくれなかったら、今度は何をされるかわからないと思った」と助けを求められなかった胸の内を話しています。

男C、Dは電車から連れ出したAを大阪市・堺市内に連れ回し、23時50分ごろ、男たちは女性Aをマンション建築現場に無理やり連れ込んで、バットで殴る・ノコギリで脅すなどして強姦しました。
CとDは痴漢行為を通して知り合った仲間だったそうです。

その後、CとDは逮捕され、当時交際していた女性と別れた事が原因でむしゃくしゃしていたということを供述し、またCとDは22、23才という年齢で前途ある若者として懲役は3年6ヶ月という短期の懲役刑となりました。

裁判の中では「Aが周囲に助けを求めれば助かっていた」「過度な露出をしていた」など女性側に非があるような事をCとD側の弁護士は述べており、多くの批判が殺到しました。

今回の事件がきっかけで「性暴力を許さない女の会」という組織が立ち上がり、大阪市交通局や関西の私鉄会社に対して性暴力をなくすための車内アナウンスや広告などを行う事や、女性駅員の増員などの要望をまとめた嘆願書などを作成しました。

当初は性犯罪に対しての意識も低く、「痴漢にあったら勇気を出して声を上げましょう」というような女性側への要望が前面に出されてた広告などが貼り出されていましたが、徐々に意識の改革も進み「痴漢は犯罪である」ということが前面に出されるようになりました。

まとめ

昭和は平成、令和の時代に比較すると男尊女卑の傾向が強く、特に性犯罪では女性に対しての理解が進んでおらず卑劣な犯罪が多かったと言えます。(強姦事件は昭和39年にピークを迎え、徐々に減少傾向にあります)

女性の立場が低かった時代に、戦った女性がいたからこそ意識改革が進み、徐々に改善の傾向が出てきたと言えます。
未だ性犯罪は数は多く発生しており、自衛をしていくこと、また性犯罪に屈しないよう声を上げていく必要があります。

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