別れさせ屋が関わったことによって発展した殺人事件が起きました。
自身の欲望のままに嘘をつき、人を騙して最終的には激昂して相手女性を殺害するという何とも言葉では表現しづらい凄惨な事件を紹介します。
事件の概要
被害者女性であるAさんは元々、既婚者でしたが元夫はAさんと離婚をしたい、かつ自身に有利に離婚をしたいと考え、別れさせ屋を利用します。
別れさせ屋であるBはAさんに道を尋ねるふりをして声をかけ、そこから関係を構築し、Aさんと不倫関係になります。
そこで不倫をしたAさんは元夫から離婚を言い渡され婚姻関係は解消されます。
ここで本来ならば、別れさせ屋はAさんとの関係を終了させるのですが、依頼が完了した後もAさんとBは関係を継続させます。
Bは既婚者で妻も子供もいる状態でしたので、Aさんとは不倫関係となります。
ですが、Aさんに対しては偽名を使い、職業も偽り、そしてバツイチであると嘘をついていたのです。
AさんとAさんの子供と一緒に同棲しながらも元々の家庭も継続し、Aさんとの関係がある中で、妻との間に第三子を授かるなど2人との関係を並行していました。
そのような嘘を重ねていたBですが、勤めていた探偵会社から契約違反を指摘され解雇、そして報酬の返還等を求められる事となり、その事がきっかけでAさんに本当の職業や家庭がある事など、全てが発覚する事になりました。
不信感を持ったAさんはBとの関係を解消しようと別れ話をし始め、「別の男を作る」と言うような発言をしたところ、BはカッとなりAさんの首をしめ殺害をしたとのことでした。
BはAさんを殺害する前に妻との電話で、離婚した際の養育費等の話をした際に、「給料が17万円なので支払えない」と話をしたそうですが、実際には30万円以上の月収だったそうです。
何から何まで嘘をつき、自分の有利になるように動こうとしたようです。
結果として、15年の懲役に服すことが裁判で決定し、賠償金4000万円の支払いが命じられました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
非常に複雑難解な事件ではありました。
別れさせ屋というものが世の中に本当に存在し、不倫関係に発展し、結果として殺人事件になってしまうと言う驚きの事件でした。
誠実に生き、安全な人間関係を構築することがいかに重要かわかる事件だったと思います。