「あの事件は今!Vol.11」
人を殺すことに性的快感を覚えていた。
この様な感覚を持つ人間が存在することに啞然とする!
【事件の概要と経緯】
2005年11月17日午前2時半ごろ、仕事を終えて帰宅した被害者姉妹の姉(当時27歳)がドアを開けた瞬間に背後から襲撃。ナイフで胸を突き刺し、片足のズボンと下着を脱がせ強姦、約10分後には妹(当時19歳)が帰ってきたためナイフで胸を突き刺し、姉のすぐ側で強姦した。その後、ベランダで煙草を吸った後に姉妹の胸を再び突き刺してとどめを刺し、室内に放火し現金五千円や小銭入れ、貯金箱などを奪った上で逃走した。2人は病院に運ばれたが搬送先でまもなく死亡。
山地元死刑囚は姉妹と知り合いでも何でもなく、たまたま姉妹が目に留まり強姦し殺害した。
強盗・強姦・殺害・放火を行った!
【一度あることは二度ある】
遡ってみると母親を殺害していた。
中学卒業後の2000年7月29日、山口市内の自宅アパートで金属バットで母親を殺害した(山口母親殺害事件)、当時16歳。
【裁判の推移と判決】
裁判中の山地元死刑囚には殺人を悔いている様子も反省しているような様子も見られず。
異常な犯行から精神鑑定が行われた。
アスペルガー症候群など様々な精神疾患を疑われ検査も行われた。
精神鑑定の結果は人格障害ではあるものの、責任能力はあると判定。また事件について出された2万人以上の嘆願書についてどう思うかとの問いには「特に何も感じない」と返答した。判決は死刑、そして死刑執行。
【地域住民の声】
・事件当時のことは知らないが、元死刑囚の異常さが怖い
・標的は誰でも良いなど、本当に恐ろしい
【常軌を逸した人格を考察】
初めて人を殺した時に感じた興奮を忘れることができず、散歩にでも行くような気軽さで人を殺した。目的は殺人による性的快楽であったために、通り魔的犯行であり標的は誰でもよかったのだという。母親を殺害した時は興奮し射精に至っている。
サイコパスと呼ばれる人達には、ごく普通の感情が欠落しており恐怖や不安、罪悪感といった感情がなく人を殺害することにためらいがない場合もある。快楽だけは通常の人よりもずっと敏感に感じ取ることが出来る。人の痛みにはひどく鈍いのに自分の欲望には忠実であるという。
もう一度、冒頭の逮捕時の写真を見て頂きたい。
薄ら笑いを浮かべた顔を見るにつけ忌まわしさを禁じ得ない。