これは1982年に発生した当時14歳の女子中学生の2名が被害者となった未解決事件です。
まだ若い女性が巻き込まれ、尊い命が失われた痛ましい事件です。
事件の概要
本事件は、1982年にAとBという女子中学生2名が家出をしていた最中に起きた事件でした。
1982年5月末日から家出をしていたAとBですが、
6月5日から6月6日朝にかけてディスコや喫茶店などを数軒渡り歩いて過ごしていました。
途中、ゲームセンターで遊んでいた所、若い男に声をかけられその後には行動を共にしていたそうです。
6月6日午前4:30ごろに男から「ドライブに出かけよう」と声をかけられ、2人とも男の車に乗り込み千葉方面へとドライブが始まりました。
Bは途中で眠ってしまっていたのですが物音で目を覚ましAが居ないことに気がつきました。
不審に思いながらも男に「散歩をしよう」と声をかけられ、降車したところ急に男から殴られ、悲鳴をあげると首を絞められてBは失神をしました。
その間に男は逃走し、Bが目を覚ますとAの遺体が近くの笹藪の中にあることを発見しました。その後、通行人に発見され事件が発覚しました。
司法解剖の結果、Aは首を切られた事による失血死が原因ということが発覚した。
首を切られた後に、アキレス腱が切られていることも分かりました。
彼女らが襲われた場所は人通りが少なく、人目につきにくい場所という事で犯人は土地勘のある人間と推測されました。
また、Aのカバンから2万円が抜き取られている事も分かり、Aから金を奪おうとして抵抗されたことがきっかけで殺した可能性と、車に殺害道具を乗せていたことから快楽殺人の可能性もあると見立てられていました。
男の似顔絵を張り出し、Aの交友関係などにも捜査の手は伸びましたが、時効を迎え未解決事件となりました。
まとめ
30年近く前の事件ではありますが見知らぬ人間と、人目のない所へ行ってはいけないという教訓を改めて身につまされるような事件です。
特に年端のいかない10代の時は好奇心が勝つこともあるかと思いますが、自身の身を守れるのは自分自身ということを覚えておきたいものです。