今回の事件は夫がいながら不倫をしていたAという女性が起こしたストーカー事件です。
不倫相手だったBという男性と三角関係にあったCという女性に対して執拗なストーカー行為を行いました。
Aの夫は福岡高等裁判所で判事をしていたのですが、
Aがストーカー行為の犯人である事を把握したAの夫と、次席検事はこの事件を揉み消そうとしたという驚きの事件です。
事件の概要
Aは配偶者がいながら、伝言サービスを通じて知り合ったBと不倫関係に至りました。
BにはA以外にも関係のあったCという女性がいました。
所謂、三角関係となっておりBやCに対して嫌がらせをスタートさせました。
Cの自宅の鍵穴に接着剤を注入したり、Cの子供が通う学校に誹謗中傷のビラをまいたり、Bの勤務先へ嫌がらせの電話を掛けるなどストーカー行為を行いました。
次席検事はAの夫に対して、この事件の捜査がある程度進んでいることを伝え早急に示談の準備と弁護士の紹介をしました。
アドバイスだけならば問題は無かったでしょうが、Aがストーカー行為に使用していた携帯電話が押収できなかったことや次席検事がAの夫に対して伝えた情報を基に作成したであろう対応策を記載したフロッピーディスクが発見されるなど、メンツを守るためにこの事件を可能な限り潰そうとしていたと判断されました。
このことは警察側の捜査で発覚し、次席検事は更迭された後に引責退職をし、またAの夫も判事を退官する事になりました。
また、事件の結果としてはAは逮捕され懲役2年の実刑判決を受ける事になりました。
まとめ
今回の事件は不倫をしなければ、また、事件をきちんと正しく裁くことができていればこのような事件にまでは発展していなかったでしょう。
人間誰しも清く正しく生きていく事は難しいかも知れませんが、私利私欲にまみれて生きてしまうとこのように社会的な立場も失くす事になります。
自身の欲や立場のためだけに生きる事はやめ、正しく生きるようにしましょう。