交際相手や配偶者の不貞行為が発覚した場合には破局を迎えることが非常に多いかと思います。
一方で再構築に成功したカップルもいます。そのような稀有なエピソードを2つほど紹介したいと思います。
いつでも捨てられる状態であることを条件に再構築
不倫をされてしまったAさん。
結婚生活は10年経過しており、子供もいました。家事に育児に仕事に奮闘していたAさんですが、夫とも関係は悪くないと考えていました。そんな中で、発覚した突然の夫の不倫。それは全く検討もつかないきっかけでした。パートの勤務先で仲良くしている後輩女性から「彼氏ができた」と嬉しそうな報告を受けました。「どんな彼氏なの?」と写真を見せてもらうとまさかの自分の夫が写っているではありませんか。晴天の霹靂でしたが、そこからAさんは落ち込む暇もなく、不貞の証拠をどんどんと集めていきます。少なくとも後輩女性には悪気が無いことも分かっているため、早期に解決をさせるためにも行動に出ました。
証拠を集めて夫に不倫の事実を突きつけた所、証拠が揃っていることもあり顔を青ざめながら不倫を認めました。今後どうしたいのか夫婦で話しあいを持ちました。
夫としては子供も大事であること・決して嫌いになった訳では無く、軽い気持ちであったこと等を伝え、家事育児にももっと積極的に関わることを伝え、一旦再構築を検討することになりました。Aさんは離婚届に名前を書いた状態でいつでも出せるようにし、様子見をすることにしたそうです。
誠意ある態度で関係を再構築
こちらは不倫をしていた男性のBさん。
妻との関係性は全く問題もなく不満もない家庭でした。しかし飲み屋で知り合った女性と話が盛り上がり、つい一夜の遊びのつもりで関係を持ってしまいました。その女性としては遊びのつもりではなく、Bさんへの執着が激しく、連絡が頻繁にきてしまったり、ついに家にまで来訪してしまい一夜の浮気がバレてしまいました。妻は非常にショックを受けており、かなり憔悴をしてしまいました。Bさんも自分の軽い気持ちで妻を傷つけてしまったことを猛省し、妻の気持ちを労ることに集中しました。妻としては軽い気持ちで遊んでしまったとは言え、生理的に気持ち悪いと感じてしまいBさんと夜の生活を送ることが出来なくなってしまいました。
数年単位で夜の生活はなくなってしまいましたが、それでも妻の気持ちを労るために家事等を積極的に行い続け、やっと関係が落ち着くことになりました。妻としてもBさんの誠意ある態度、また一夜限りであったこともあり忘れはしないものの、再構築となりました。
以上、稀有な事例でしたがいかがでしたでしょうか?
Aさん夫婦もBさん夫婦も配偶者にはひどい心の傷跡を残してしまってしまいました。完全には信頼関係が元に戻ることはありません。あくまで、傷跡は残ったままなんとか繋いだだけの状態です。決して「気の迷い」でやってしまって良いことではありません。肝に銘じて行動するようにしましょう。