昨今ではスマートフォンが普及し、性能としてもほぼPCと同じ事ができるようになっています。
そこを突いたストーカー事件があったことはご存知でしょうか?
物理的に体を傷つけると言う行為には発展しなかったものの、被害者女性はスマホを乗っ取られた状態となり勝手に通話利用されたり、パスワードを変更されたり、個人情報も完全に漏洩しまったという事件です。
事件概要
広島県で中学校の教員であるAは、知人女性に携帯へ「盗難防止のため」と「盗難・紛失対策アプリ」をインストールさせました。
また、女性が携帯の機種変更を行った後にも、無断で女性の携帯へアプリをインストールしました。
そのアプリは実際に盗難された際には自身のスマホを守ることはできますが、他人の携帯を遠隔で操作することもできる諸刃の剣でもあります。
今回、Aは知人女性の携帯へアプリをインストールさせたことで、遠隔操作を行い女性の携帯のデータ削除や位置情報を取得したり、不正通話・通話履歴の確認などの犯罪行為を行いました。
元々Aと女性は交際関係にあったそうですが、その関係性が解消された後にも「○○にいるだろう」と位置情報を掴んでいることを示唆したり、女性の友人にまでAから電話がかかってくるなどの被害があり、警察へと通報されることになりました。
罪名は「不正指令電磁的記録共用罪」で逮捕となり、携帯の所有者の意思に反して携帯(PC)を作動させたという罪で、PCへウイルスを感染させたことと同様の罪としての扱いを受けています。
まとめ
物理的な怪我をさせたり、命を奪うといったことはされなかった本事件ですが、女性の気持ちを考えると非常に恐ろしい心境だったと言えるでしょう。
コンタクトを取っていない人物から位置や状況を把握されているというと、監視されているような状況と言っても過言ではありません。
状況把握をされているということはいつ何時、自分の命が狙われてもおかしくない状況ということでもあります。
誰に狙われているかということが分かっていたとしても警察はすぐに動いてくれない場合もあります。
そのため、警察に相談してもだめだった場合には探偵へ依頼をするのも1つの手段です。
実際に被害があった明確な情報がないと警察などの公的調査機関は動くことができない場合が多いです。
まずは探偵に相談し現在の状況が「ストーカー行為」、もしくは「付き纏い行為」に該当するのか、という確認をしてみるのも良いかと思います。
今後のために証拠集めなどの手助けを得ておくとことがあなた自身を守ることにつながるのです。